暮し

封筒の封の仕方

郵便物の封筒のお話です。生活のいろいろなインフラを提供してくれる事業所、電気やガスなどの会社から証憑書が郵送されてきますよね。最近はウェブ上にアカウントを作らせて署名付きの電子メールを送ってそれで済ませようというところも多くなってきました。またそれで頼んでおくと紙がかさばらないので歓迎だという人も多いかと思います。僕は古い人間なのか、電子メールの証憑書は好きではありません。選べるなら必ず紙媒体を選びます。その分割高になってもです。というのもいざというときに電子メールの証憑書は探しにくく、HDDなど記憶媒体の管理も関わってきてしまうわけなのでそれも煩わしいということからそうしています。

さてその郵便物を開封するとき、皆さんはどうしておられるでしょうか。慎重にはさみで切るでしょうか。レターナイフを使うでしょうか。親切に入れてくれているミシン目でちぎるでしょうか。僕はレターナイフを使います。たとえミシン目が親切に用意されていても、レターナイフで開けます。

封書をレターナイフで開けることには三つの利点があります。一つ目は封筒が比較的きれいに平たくなります。封筒もとっておきたいときに、切り口が整っていると、その郵便物を何かに入れて仕舞う場合に収まりがいいです。あっちこっちに予期せず引っかかったりしません。

二つ目は中の書類を一緒に切ってしまう可能性がほぼないということ。はさみで切る場合やミシン目でちぎる場合は中身を一緒に掴んでしまっていないか透かして確認したりしてヒヤヒヤしますよね。レターナイフで切る場合、封筒の封の輪になって折れている部分へは、封筒裏面の外側に相当する部分と封の間に差し込んで切るので、幾何学的に封のみを切ることができるのです。

三つ目はゴミが出ないということ。アルバイトなどで梱包の作業をしたことのある方はご存知かと思います。段ボールを開くときは、テープを剥がさず、テープを切りますよね。テープを剥がして、段ボールから分離させてしまうと、そのテープはゴミになってしまうのです。切って開ければ次に閉じるときにその上にまたテープを貼ればいいわけです。ちょっと脱線しました。

封をするための接着剤を載せて販売してある封筒は、その接着剤は封の折り目ぎりぎりまで載せてあるなんてことはありません。封筒の裏の紙の端の少し手前で終わるように載せられています。もし折り目までしっかり接着剤が載っていると、中の書類が何かの拍子に封にくっついてしまうかもしれません。そうなるととても困るわけです。なのでそうならないよう作って販売されているわけです。問題は、接着剤が載せられていない封筒に自分で封をする場合です。

蓋全面にのりを載せないようにどうかお願いします。蓋の端はできるだけ接着してほしいですが、折れている方の端には、隙間を残してのりを載せてください。そうするとそこにレターナイフを差し込んで開いていくことがスムーズに行きます。