Mac mini Lion Server

サーバ構築へのあらすじ

僕は割と好きでこういうことをやっていますが、それでもここまでくるのはMacでも大変でした。というのも、ネット上の多くの説明は、仕組みも何もすっ飛ばしていきなり「まずパスを通します。echo 〜」みたいにキーを叩くので、だまされてる気がするし、目的の事柄をやれているかも判らないままという感じになります。なのでここでは何がどうなっているからどうするのかを明示的に気にしながら、説明していこうと思います。なお僕はこの界隈を熟知しているわけではありません。間違いや説明が十分でないところはたくさんあります。これから記すことは、「僕がこのように考えてこうしたらこうなった」程度の話です。なので参考にするにしても自己責任でお願いします。では段取りから。

  1. 用語をおさえる
  2. 理解のための仮のシステムを組む
  3. 納得できたらできればOSのインストールから始めて本格運用のシステムを組む
 という感じがいいと思います。では早速、用語をざあっと眺めてみましょう。

ノード
 LANケーブルの受け口があればそれは解りやすいノードです。ハブやルータ、PCなどとにかく受け口が一つでもあればそれはノードです。
ホスト
 ゲストに対してホストというわけですからホストというのは何か保持したり要求を受け付けたり窓口を持っているわけです。例えばキーボードがついていて人間の要求を受け付けられるとそれはホストです。ネットワークの話をしている文脈では、ホストは一つ以上のノードの役割を果たします。
ドメイン
 版図とか支配という意味です。いくつかのホストを繋いだネットワークがあるとして、これとよそのネットワークの区別がつかないと、「どこそこのネットワークまでつないで」といったことができないので、版図に一つ名前を付けておきます。それがドメインです。
インターネット
 複数のドメインで構成されるネットワークです。

一台のPCに一つホスト役が与えられていて、事務の建物全てのホストは一つのドメインが割り当てられていて、たくさんの建物でインターネットを形作っている、というイメージでしょうか。実際にはバーチャルホストやサブドメインなどがあって判りやすくはないのですが、これは物としてのPCの束縛からの影響を受けないようにする工夫というだけです(と、僕は考えています)。つづく