低血糖症(僕の場合)

食べ物について僕の場合その4

いくつか前の記事で食事やお茶に誘われなくなるということを書きましたが、そうならない手があるというお話を書いてみます。

上がった血糖値に反応してインスリンが出ます。そのインスリンの調節がうまく行かないので血糖値が下がりすぎてしまうのが低血糖症です。この、一歩目の血糖値が上がる、という過程に介入する方法が実はあるのです。食べる直前に難消化デキストリンを飲むのです。

この大塚製薬が出している「賢者の食卓」という特定保健用食品は、難消化デキストリンという食物繊維で作られているそうです。この水溶性の繊維を食事の直前や最中に摂ると、中性脂肪や糖の血中濃度の上昇が緩やかになるらしいのです。血糖値が「急には」上がらないので、インスリンも程々に出て、血糖値が下がりすぎにくくなるのです。僕のような低血糖症に都合がいいのです。この手は私が偶然見つけた経験的な方法で、科学的な根拠は全くありません。しかし少なくとも僕にはかなり有効で、どうしてもお米が食べたいとか会食があるとか炭水化物が主食に来ている食事をしたいときにこれを飲んでから食事をすると、あの力が抜けてどうしようもなくなる低血糖の症状がほぼやってきません。

なんか奥歯に物が挟まったようなものの言い方になっていますが、皆様ご想像の通り、これは言ってみればごまかしです。糖質はしっかり摂取することになります。なのでダイエットが目的で糖質制限を行う人向けではありません。さらにこの保健用食品を使えば三度の食事全て普通の食事にできるのではと思ってやってみても、これ、文字通り「難消化」なので、お通じなどお腹の調子が変わってしまうのです。僕の経験では二日の間に6回食事するとしてそのうちの1回ぐらいのペースにしないと、それよりも頻繁に使うと、お腹の具合や便通が不快になってしまいます。

まあ、糖質制限のカテゴリですから、甘い話はそうそうないわけで(誰がうまいこと言えといった)、今回はあくまでQOL(クオリティ・オブ・ライフ)を維持するために、というお話でした。