低血糖症(僕の場合)

食べ物について僕の場合その6

今回はおやつの話です。スーパーなどに行ってもお菓子は全滅だと前に書きましたが、何とかなるかもしれないものを敢えて取り上げてみます。「ソイジョイ・ピーナッツ」です。

小腹が空いたときに食事をとるほどではないが何か腹に入れておきたいときの品物は最近増えてきました。カロリーメイトに始まる系譜の、なぜかお菓子の棚とは頑に別の棚に置いてあって探しにくいあの一群の食品です。いろんな会社が「ちょっとだけ食べ応えのあるもの」みたいな食品がこの棚には並べられていますが、僕の見たところきちんと「低GI」を明記したものはソイジョイのシリーズだけです。「ブランを混ぜた」とか「全粒粉を混ぜた」というのは結構ありますが、砂糖や水飴などで整形していたりで低血糖症の身には設計思想が合いません。

ソイジョイを僕がこれまで取り上げなかったのはわけがあります。それはこのピーナッツのバージョンが出るまでは、シリーズ全てに何らかのドライフルーツが混ぜてあるからです。低血糖症を持っているとアドレナル・ファティーグにも興味をお持ちの方はいらっしゃると思います。このアドレナル・ファティーグを話題にしている文脈で出てくる話なのですが、副腎が弱っている人が、特に午前中にカリウムや果糖を摂ると、なおさら副腎が弱るそうです。カロリーメイトもそうですが、これらドライフルーツの入った食べ物を摂ると僕はお腹を壊してしまうのです。カリウムや果糖のせいでお腹を壊しているわけではないとは思いますが、まあそんなこんなでこれまでソイジョイも取り上げてきませんでした。

そして今回このピーナッツ版ソイジョイが出ているのを発見し、しかもドライフルーツは入れてないというし、難消化デキストリンさえ入れてあるという。「ようやく空腹の調整を楽しんでできる食品を見つけた!」と思って5つほど買って、その量販店の中で早速一つ食べてみました。

だめでした。食べ終えて15分後ぐらいにお腹が痛くなり、30分後にはトイレに駆け込みました。「いやまだ1本食べただけだし、ソイジョイのせいではないかもしれないし」と思ってその後何度も、合計7本、日を変えて食べてみましたが、同じでした。毎回お腹を壊しました。僕には合わない何かが入っているようです。いったいどの成分で僕はお腹を壊すのでしょうか。豆腐は食べられるし、ピーナッツも食べられます。難消化デキストリンだって賢者の食卓で慣れている。疑わしいのは植物由来の甘味料か表示されないほど少量使われた何かでしょう。

でも低血糖症の人にもいろいろ個人差があると思いますし、ドライフルーツを入れないソイジョイが誕生したのはそれなりのニーズを見込んでのことでしょう。お腹を壊さず空腹の調整にもってこいな人がいるかもしれません。おやつはアーモンドなど手づかみしないといけないものや小分けされてないあまりお手軽じゃないものしかないわけで、この一つずつ包装されてて手で触れなくても食べられるソイジョイは試してみる価値はあると思います。